2019年 冬の紹興
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2019年10月 消費税率変更に伴い、送料を一部変更させていただきました。なにとぞご了承ください。
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2014/03/31 消費税率変更に伴いまして、送料を一部改訂いたしました。なにとぞご了承ください。
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新入荷・再入荷の商品
文房四宝の故郷
【文房四寶・墨】「古法高級書画墨」は清朝の名墨匠の製墨法に倣い、また銘墨の成分、配合を研究、反映させた特注品です。本店以外ではお求めになることが出来ません。
また当店で扱っている湖筆は、すべて湖州のベテラン職人との特別契約による製造です。希少な製筆材料をさらに厳選し、熟練した技量によって丁寧に仕上げられています。
もちろんすべての商品は日本国内からの発送になります。
現在の安徽省(あんきしょう)南部と江西省東南部は、徽州(きしゅう(と呼ばれた昔から、徽墨(きぼく)・歙州硯(きゅうじゅうけん)・宣紙(せんし)・宣筆(せんひつ)を産する文房四宝の故郷です。近くは黄山の名峰を擁し、また美しい水郷の街と緑豊かな田園風景は、古くから文人墨客達の訪れを誘ってきました。
悠久の中国の歴史・文化は、伝統的な書画の存在抜きには語れません。東洋美術の粋ともいえる書画の伝統を支える文房四宝は、唐代の終わりの頃から、この風光明媚な魚米の郷で育まれてきたのです。
製墨は、歙県(きゅうけん)、休寧県(きゅうねいけん)ブ源(現在の江西省)の三県において盛んに作られ、”徽墨”の名声は古くは南唐の昔から中国全土に響き渡ってきました。茶と塩で潤ったこの地の”徽商(きしょう)”と呼ばれた商人たちの経済力は、多額の投資を必要とする製墨業を支えてきました。また優秀な木彫の技術が華麗な墨の型作りにも発揮されたのです。
安徽省宣州は紙と筆の産地です。青壇と稲藁で作られる”宣紙”は白く滑らかで素晴らしい墨色を生み出し、その製法は現代に至るまで極秘とされ、遠く都や大都市の文人や書画家の垂涎の的でした。
宣筆は”諸葛氏”秘伝の製筆法の流れをくみ、ネズミやイタチ、野生動物の毛を使った精良な筆を生み出してきましたが、明末頃からの羊毫筆の普及に伴い、次第に山羊の生育地であった太湖周辺の湖州や蘇州周辺へその生産が移ってゆきました。
最後に文房四宝の筆頭であり、文人の魂である”硯”は、現在の江西省の竜尾山のふもとで採石される”竜尾石”が珍重され、その多くが現在の歙県で硯に加工されたことから歙州硯と呼ばれてきました。耀くような美しい石の紋様と墨の本質を引き出すその石質によって、数ある中国の硯材の中でも名高い端渓と双璧を成してきたのです。
【特製湖筆】
かつて湖筆作りの名人で李梅珍という女性がいました。日本でも知る人ぞ知る筆の名工だったのですが、高齢の為現役を引退して故郷に帰られ、数年前に永眠されたそうです。ところが、偶然にもこの名筆工・李氏の直弟子の陳女史に出会うことが出来たのです。陳女史も筆工としてはそろそろ引退の年齢なのですが、特別に当方の依頼にこたえて筆を自製して頂けました。
その依頼内容も当方より清末民国期の古い筆をサンプルとして預け、それを模倣してもらったり、在庫として保存して いた古い時代の羊毫を、贅沢にも筆管の奥深くまで入れ込んもらったりと、作り手が呆れるようなこだわりがあります。そのようなこだわりの依頼にこたえてもらった特製湖筆を、是非一度、お試し頂ければと思います。